
みなさん、こんにちは。今週も『中国法務の扉』へのご訪問、ありがとうございます。名古屋の弁護士、岡部真記です。
GW、もうずっと家にいようかな…と思っておりましたが、今日は愛知県蒲郡市をドライブしました。そして…たまたま検索で見つけた「清田の大クス(清田の大楠)」(国指定の天然記念物)を見に行きました。樹齢1000年程度らしいのですが、本当に大きくて、存在感があり‥。一言で言うならば…チカラミナギル!!
あたりは、みかんの花(多分)がたくさん咲いていて、マスク越しでも甘い香りがただよっているのが分かりました。
最近エネルギー枯渇気味だったので、神様が連れて行ってくれたのかもというくらい、元気が出ました。神様も住んでいそうな雰囲気でしたが、トトロもいそうな木でした。
感激しすぎて前置きが長くなりましたが、中国は今日(2021年5月1日)、「労働節」で、連休です。
中国の休日としては、「国慶節」や「春節」が有名ですが(コロナの前は本当にたくさんの中国の方が旅行に来られていましたよね)、旧暦で決められているので毎年日付が動きます。
ここ2年は11月下旬に翌年の休日がいつになるのか発表され(2021年については、国务院办公厅关于2021年部分节假日安排的通知)、翌年の休日が分かります。従業員に法定祝日出勤を命じる場合は、賃金の300%を下回ってはいけないので(中国労働法44条)、注意が必要です。
また、休日が変動するだけでなく、土曜や日曜でも「出勤日」に決まることがあるのでこちらも注意が必要です。ゆっくり寝ていたら会社があったり…。駐在の皆様、駐在予定の皆様、お気を付け下さい。
そういえば日本も、私たちが小さい頃にはなかった祝日が増えたり名称が変わったりしていますね(正直もうよくわからなくなっていますが…)。みなさん、日本の祝日はどうやって決まっているか知っていますか。
実は…<国民の祝日に関する法律(昭和23年法律第178号)>で決められています(初めて調べました)。なんとなくまだなじんでいない<山の日>(私だけでしょうか)も「国民の祝日」としてちゃんと定められていました。そして、「体育の日」が「スポーツの日」に改められていたり(2020年1月1日から施行)、東京オリンピック・パラリンピックを見据えて祝日が動いていたり(平成三十二年東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会特別措置法)、小さな発見が色々とありました。
祝日をちょっと調べただけですが、こんなところにまで東京オリンピック・パラリンピックの準備がなされていたのかと驚くとともに、先が見えないこの状況に切ない気持ちになりました。
正解がない時代を生きる私たち、何かと疲れがち、滅入りがちですが、GW少し息抜きできるとよいですね(写真だけでも、自然を見るとリラックス効果があるそうですよ)。
それでは今週も、元気でごきげんな一週間をお過ごしください。