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3月8日は何の日?

皆さんこんにちは。『中国法務の扉』へのご訪問、ありがとうございます。名古屋の弁護士岡部真記です。

 

今週は、思い切ってソファを手放し、ソファなし生活が始まりました。リビングが広々し、ソファの誘惑がなくなりましたが、自分はそんなにヤワではなく、かたい床でも普通に眠れるということが分かってしまいました…。

 

さて、3月8日は何の日か知っていますか?

 

「国際女性デー」なんだそうです。今年まで全く認識しておりませんでしたが、来週10日(水)に開催されるエメラルド倶楽部中部支部と在名古屋米国領事館との共催イベントに参加させて頂くことになり、初めて認識しました。森氏発言以降、なんだかジェンダー問題についてちょっと向き合い方が変わったかなという気がします。

 

3月8日の「国際女性デー」、日本ではあまり知られていないと思いますが、中国では「(婦人の日)」とされております。聞いたことはあり、何か「お祝いなんだな」くらいで思っていたのですが(中国には「教師の日」とか日本よりいろいろあります)、なんと…この日女性は半日休暇を取る権利が認められているそうです!

 

確かに、国の全国年念日放假を見ると、第三条(一)に「部分公民放假的日及念日:(一)38日),女放假半天」とありました。

 

最近の日本では、性別で区別して議論したり取り扱ったりすること自体が非常にタブー視されていますが、他方でジェンダーバランスは著しく悪いままで(世界経済フォーラムの「Global Gender Gap Report 2020」の男女格差を測るジェンダー・ギャップ指数では、153か国中121位(前回は149か国中110位)という悲惨な状況…)、「建前」と「本音」が非常に分かりやすいコントラストで浮き彫りになっているような…

 

私自身、<女性だから>と「下駄」をはかされるのはイヤだというプライドと、とはいえこの社会はそもそも公平に戦える土壌が用意されていないようだ、という狭間で揺れているような気がします。

 

ただ、先日コラムを書くにあたり森氏発言について考えるまでは「自分が男性だ女性だとつべこべ言われないくらいの実力をつけて正々堂々戦うしかない&それでよし!」と思っていたのです。が、森氏の発言について考えたのを機に、なんとなくそのスタンスから飛び立たねばならないのでは?!という気がしてきました。どう飛ぶのか?ははっきりしませんが…。

 

中国の方とジェンダー議論をしたことがありませんが、男女ともに働きますし、日本ほど「建前」と「本音」がねじれていないのでは?と想像しています(中国のジェンダー・ギャップ指数は106位で日本より上位でした)。中国で「婦人の日」がどのように受け止められ、実際どのように運用されているのか気になります。 

 

ちなみに私の所属するオリンピア法律事務所は弁護士13名のうち5名が女性です。上場企業が女性役員を見つけるのに難航していると報道されているのをたまに見ますが、こちらにたくさん候補者がおりますよ(私も弁護士会の役員候補者名簿に掲載してもらい、準備体操しながらお役に立てるのをお待ちしております。笑)

 

 

今年は3月8日を<社会>について考える小さなきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

それでは、本日はこの辺で。来週も元気でごきげんな皆様とお会いできればうれしいです!