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働き方:オンとオフ

すっかり秋らしい涼しい毎日になりましたね。日が暮れるのも早くなり、裁判所の周辺(名古屋城のお堀の周り)もすぐに真っ暗になってしまいます。つい戦国時代に思いを馳せてぼんやりし、ハッとする時があります。

 さて、今年は誰もが「働き方」について色々考えざるを得ない一年だと思いますが、私も遅ればせながら考える機会が増えてきました。テーマは色々あると思いますが、今日は<オン(仕事)とオフは分けた方がよいのか>ということについて少し書いてみたいと思います。温泉宿でリモートワーク、「ワーケーション」という言葉も結構耳にするようになりましたね。

 皆さんは、仕事とオフを明確に分けた方がよいと思いますか?仕事とオフの区切れ目がない方が逆にストレスがないと思いますか?私はこの仕事を始めたころからこれが一大テーマで、揺れ動いておりますが、今は「境界を無くす方がストレスが少ない」説に立って、休日だから絶対にメールは見ない!というような決意はせず、平日であろうと休日であろうと気になったらメールも見るしパソコンも開く、という日々を過ごしています。

「労働時間」という意味では完全に時代に逆行しているような気もしますし、前者の説にたって、土日をできるだけ仕事から切り離そうと努力していた時期もありました。疲れている人には「休む時は休まないと」とも言いますし、本当にそう思っています。

が、「(ずっと)考える」が職業の人は、仕事とオフを完全に分けるというのは諦めた方がラク、というのが最近の結論です。うすうす気づいていたことではありますが、リラックスしているときのほうが(仕事上の)名案が湧いてくるという残念な関係にあるようで、どうしてもオフの時に仕事のことを考えてしまうからです。オンオフの完全切り分けを目指すと、休日にふと仕事が頭をよぎる度、やや落ち込んでしまいます。ずっと仕事のことを考えていてよいと思っていると、意外とストレスなく楽しい休日を過ごせることに気が付きました。なお、同僚らを調査したところ(ただ雑談しただけ)、突然名案が思い付くタイミングとしては、「寝ているとき又は寝ようとしているとき派」と「お風呂・シャワー派」に大きく分かれるようでした。

そういうわけで、現在はオンオフ分けない派として過ごしていますが、まだ決断できないでいるのが仕事用の電話を持つことと仕事でLINEを使うこと、です。LINEを使っている弁護士の先生も増えているようで、クライアントの皆様にとっても便利なのは間違いなさそうですが、決意できぬまま年越しとなりそうです。中国の方とはWeChatがないと仕事にならない感じですし、遅くともコロナが明けるまでには導入かなと思いつつ…まだ迷っております。ワーケーションはいつか挑戦してみたいです。

 

ではみなさままた来週!次回からは、雑談ではないコラムを数回書いてみようと思います。